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06 色々キャラ崩壊する話

2012.07.16 (Mon)

億と三千少し。


シュブ=ニグラ傘下の魔術結社と、トカゲっぽい化物を操る魔術結社が争っていた。
どうにもトカゲ側の狙いはシュブ=ニグラ側の保有する魔導書らしく、シュブ=ニグラ側は撤退戦の最中、と言う様子だった。

まぁ、基本的にシュブ=ニグラスって地属性の邪神の中ではそれほど有害というわけでもないし。
黒い豊穣の女神、と呼ばれるだけあって、奉っていれば農業の収穫率がアップしたりする。
但しその野菜を食うと若干SAN値が下がるが。それでも美味いのだ。

如何考えてもトカゲ側が害悪。そう判断して、即座にクトゥグアの炎をトカゲに叩き込んだ。
最近になると、クトゥグアの炎もかなりの精度を持って制御できるようになってきた。
適当に暴れていると、今度はシュブ=ニグラス傘下の側が反撃に移った。
いや、市街地で黒い子山羊の大群を嗾けるのはどうかと思う。耐性無い人間が――あーあー、窓に向かって叫び始めた。「窓に! 窓に!」って。
まぁ、シュブ=ニグラス側はある程度良識があったのか、撤退完了と共に黒き子山羊を召還していた。
俺はと言うと、とりあえずあのトカゲ人間を殲滅して、その中央に居た魔導書を持ったアラブ系の女性を燃やしておいた。
何か不気味な魔導書を持っていたっぽいが、俺が如何こうする前にカリンが食べてしまった。
行儀も躾けるべきだろうか……?



億と三千と少しから一周
何故かシュブ=ニグラスの教団に誘われた。
俺はフリーのホラーハンター気取りなので、お誘いは丁重にお断りしたのだが。
そしたら、何故かシュブ=ニグラスとの親和性が友好的にまで上昇していた。いや、意味が解らない。




億と3千終盤

何か寝ていたら、魂が突然どこかに引っ張られた。
何事かと慌てると、星の海を渡って宇宙の彼方に。

「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■」
「あ、あわわ」

で、目の前に現れたのは、無限の熱量で形作られた獣。
いや、その正体は流石に理解できる。何せ俺、この存在の力は一番よく利用させてもらっているしい。
――という事は、此処、フォマルハウトか。

「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■」
「え、あう、はい」
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■」
「あ、そですか」

意訳すると、「お前、なんか知らんけどニャルラトテップの庭で暗躍しとるらしいな。シュブちゃんから聞いたえ?」「面白いやん。ウチもあのド腐れは好かんからなぁ」
といったところか。
いや、本当にそういうニュアンスだったんだって。

で――嗚呼もう面倒い。

『いやな、今日呼んだんは、お前にちょっとサービスをやろうかな、って』
「え、ええっ!?」
『言うても、そんなでかい事は出来んよ。派手な事したらよわっちい無敵の頑固馬鹿が怒るからの』

と、炎の獣から放たれた炎が、俺の躯を覆いつくす。彼女(彼?)の炎に燃やされてしまっては、流石に致命傷になるな、と背筋を冷しつつ、然し訪れたのは予想していたような痛みではなく。

『ウチの加護や。ウチの配下は須らくアンタに力を貸す。でも、調子乗ったらあかんえ? それと、絶対あのド腐れにきつい一撃かます事。約束やで』

言われて、理解する。これ、クトゥグアの祝福か!?
もし俺にスキル欄がアレば、間違いなく「クトゥグアの加護」って出るだろうな。効果は――炎に対する親和性ってところか??

『ほんじゃーの』
「て、ちょ、あざーっす!!」

ベチン、と彼女(?)の尻尾に叩かれて、俺の身体はマッハどころか概念を超越した速度という意味不明な結果によって、地球のほうへ向かって叩き飛ばされたのだった。


「はっ!?」

目が冷めて、慌てて身体をチェックする。
何か、若干神性が強化されてるよ――。クトゥグアの加護、間違いなく稼動してる。
何せ、ちょっと睨んだだけで部屋の花瓶の造花が燃えたし。何処のパイロキネシストだよと。

――って、ちょ、ああっSAN値が!? 窓に! 窓に!
猛烈に脳裏に沸き上がる邪神の姿。こ、これは発狂してる!?
机に向い、ガリガリと手が紙に勝手に何かを書き記していく。ちょ、これ拙い!?
カリンは――何を暢気に俺の手稿を食ってるんだお前はっ!!!




結果、発狂して死亡。
其処から魂が安定するまで実に10周ほど不安定な人生を過す。




億と4千周くらい。

久々にホラーハンターとして活躍していた今周。何故か再びあの感覚に襲われた。
何事かと警戒していると、今度は何か佳くわからない神性に牽引されて宇宙を進んでいた。
――これ、ビヤーキー?
まさか、とは思いつつも、覚悟だけは決めておく。

※以下『』神性
『よ』
「――どうも」

其処に居たのは、黄色いマントと派手な王冠を被った、何処かチャラい印象の成人男性の外見をした存在だった。
う、うーん、いいのかコレ?

「大体予想は付きますけど、貴方様は――」
『んー、予想付くならいいだろ?』

予想は当ってるのねー、と胃痛を感じた。

「で、御身はこの度私に何の誤用で?」
『うん、いやな、この間偶々放火魔とシュブに連絡するよう字が有って』
「放火魔て」
『他所の住居に放火して、森一つ延焼させるヤツだぞ?』
「――御身らにしてみれば、そんな感覚なのか――」

流石に感覚のスケールが違う。ガリガリSAN値が削られてるのが解るぜ!!

『でな、二人曰く、面白い人間がいて、加護を与えてみた、って』
「あー、いやー、俺、そんなに面白いでしょうか?」
『んー、若干外れてはいるが、たかが人間があの若作りの庭で、若作りに気付かれないように潜んでいる、って状況は中々面白いとおもうけど?』
「え、まだ気づかれてないの!?」

と、思わず声を上げていた。
何せあの演出好きの邪神の事だ。俺のことはとっくにお見通しで、あえて俺を見逃しているのかと思ってた。何せ俺、基本的に大十字とテリオンの戦いには干渉しない方針だったし。

俺の方針は、合理的な被害の削減。

『んー、お前のステータスがなー』
「え、ナニソレ。ステータスなんて見れるの!?」
『んー。――あ、人間はこういうの見れないんだっけ? んじゃ、ほら』
「え、なにその「神様では常識です」みたいな対応。って、ええっ!?」

諏訪 鋼一 属性:中立・中庸
筋力 C (D)
耐久力 B(C+)
魔力 A++(A)
幸運 A
俊敏 B
宝具 ???

保有スキル
・イレギュラー EX
観測世界への堕落の印。EXにも成ると、物語の根本をも揺るがしかねない。また、物語に内在しながら『物語』のあらゆる強制干渉を受け付けない。(検閲の不可能化)
・狂気の飼い主 EX
心を犯す知識に汚染されながら、尚その狂気を飼いならす者。字祷子を扱う魔導師には必須スキル。
無限の輪廻に磨耗する魂は至玉の如く。あらゆる精神干渉から魂を守る。
・半神 C (B)
神性を現すスキル。魂が若干神格化している。魔力、精神面に影響があり、幼い身体での全力行使は自滅の元。
汚染率としては高い神性を持つのだが、人としての自意識により神格を押さえ込んでいる。そのため寿命も人間レベル。
・魔術 A
魔術の巧みさ。無限螺旋で鍛えられたもの。大体の魔術をワンアクションで行使できる。
・対魔力 B++(B)
魔力を使用した現象に対する抵抗力。半神化、および加護により向上している。
・千里眼 EX
身体的な視力のよさ。派生して透視や未来視など。二次対象に対する影響力を持つ放出系以外の『目』『眼』の名前を持つスキルの大半を使用可能となる。
・心眼(偽)A
魔導からの派生。元々持つ野生の直感。魔導師として鍛え上げられた事で、危機察知に対しては抜群の精度を誇る。
・鑑定眼 B--New!!(_from Hastur)
視認対象のステータスを確認できる。
Bは一見で相手の名前、体力、魔力を見抜き、見て得たスキル情報などは別口での閲覧が可能。
精度は高め。技術などは実際の使用する姿を確認する事で確実な情報へと更新される。
・シュブ=ニグラスの加護 A
黒き豊穣の女神からの加護。彼女を崇拝する魔術結社を助けたことから。
地に対する親和性と、怪我や病気に対する回復力、また呪に対する抵抗力の向上、耐久力の向上。
農業をすると大体豊作かつ良質になる。ただし作物はSAN値を削る。
・クトゥグアの加護 A
炎の化身の加護。シュブ=ニグラスの紹介(?)であり、まだ憎きあんチクショウに対する嫌がらせとして。よくクトゥグアの炎を利用するがためにサービスとして得た。
クトゥグアの眷属に対する優位性、炎との親和性などを得る。

宝具
・ネクロノミコンラテン語版からの再編
ネクロノミコンラテン語版を元に、古今東西の魔導書の記述を取り込み独自改変した書物。
ネクロノミコンと言うより、内容的には寧ろナコト写本に近付いている。
黒髪青目の美幼女が化身。


「なんでサーヴァントのステータス表示式なんだ!? って、イレギュラー?」
『そりゃ、ほら、アレだ。ゼロがアニメ化したから――って、うん、そうそう。そのイレギュラーってスキルが原因だな』

闇の皇太子が何か馬鹿な事を言っているが、その辺りはさっくり無視して、と。
そう言うメタ発言は混沌さんのキャラでしょうに。

『そのイレギュラー、要するにこの“字祷子の庭”の外側から来た存在が持ってるスキル。外側から来た存在には、俺達そう簡単には干渉できないからさ』

何せ文字通り法則が違うんだから、と闇の皇太子様。
成程。何か、あるぇ? なんでこんな世界観ひっくり返しかねない状況になって、俺の事情として根本的ななぞが一つ解明されてるんだろう。

「あれ? でもそれにしては俺、偶に検閲されてるというか、勝手に加筆された痕跡みたいなのを感じたんだけど」
『あぁ、そりゃお前等の世界の神じゃね?』
「はぁ!?」
『何処の神も愉快犯ばっかりだからな』

なんじゃそりゃ、と思わず言葉が零れた。――何時か、魔を絶つ剣に近づければ、その神は叩き斬る。
とりあえず、せめて、もう少し緊張感のある展開でネタバレして欲しかったような。

『んで、お前俺の力も割と使ってるから。2柱の紹介も含めて、ほれ』

そういって魔風が俺を包み込む。
――うぁ、ステータスが追加されてるよ。しかもその影響か、若干全体のステータスが上昇してるし。俊敏が一番目立つ変化かな。
・ハスターの加護 A
闇の皇太子の加護。全ての魔風は我と共に。風との親和性向上。また風属性に対する強い影響力。
更に魔力を消費する事で機動力を向上させることが出来る。



「良いんですかね?」
『いいんだとも。所詮俺達は邪神だぜ?』
「いや、自分で言うのもどうかと」
『崇拝してくれるやつにはちゃんと力を貸すし、コレはソレとは別口。俺達の娯楽の一環なんだから』

成程、と頷く。
つまり、俺に力を与える事で、どの程度あの混沌の庭の引っ掻き回せるか、という事なのだろう。
うーん、俺、それほど暴れる心算は無かったんだけどなぁ。
クトゥグアと約束した、混沌に一撃入れる、っていうのは何とか達成するつもりだけど。

『字祷子の庭に住む邪神ってのは、大概娯楽に飢えてる。俺達がお前等知的生命体にちょっかいをかけるのって、実際娯楽だし』
「ちょ、ブッチャケた!?」
『だって、考えればわかると思うんだが、俺達がお前等に力を貸して、一体何になるよ?』
「し、信仰とか」
『人類なんぞよりよっぽど信仰してくれる奉仕種族は宇宙中に居るが? 第一、信仰ってナニソレ美味しいの?』
「邪神がそのネタ使うなや!!」

い、いかん!! ついつい突っ込みに走ってしまう!!
もうやだなにこれ。シリアスブレイクとかカリスマブレイクとか、そういうレベルの話じゃないぞ!?

『ま、そういうわけだ。俺からのサービス、有効に使えよ』





そうして目が覚めると、身体が静かに風を纏っているのを感じ取った。うへぇ、本当にアレの祝福っぽい。
何か鑑定眼スキルも実装されてるし、――って、んぎゃあああああああああ!!!!????

突如頭を襲うカオス。余りの痛みに発狂すら許されないそれ。そうして次に襲い掛かってきたのは、肉体の暴走。邪神を直視し、あまつさえ鑑定眼なんてスキルまで与えられてしまったのだ。
邪神を鑑定する――何その自殺行為。

「ぐ、お、おのれ邪神んんんん――」

頭の中の狂気を、頭から押し出すかのようにして、再び俺はペンを手に取る。
そうしてそのすぐ隣、ニコニコといつの間にか擬人化して待機するカリンの姿。心配して欲しいな、なんて思う俺は我侭なんだろうか。
ふぅ、と小さく息を吐く。

――さぁ、行くぞカリン。用紙の貯蔵は十分か――っ!!





・発狂して死亡。正確には食事を忘れて餓死。
半神化してるのに餓死て……。orz






億と4千周ちょっと。


あのセカンドインパクト(邪神という存在に対して)から数周。
邪神を生で見るという経験を人生で二度も経験したのは、そう多くは無いのではないだろうか。
まぁ、二度目と言うことも有って、数周で精神も復帰したが。

とか思っていたら、また引っ張られた。
今度は誰だよともう憂鬱としながら視線を上げると――。

「うげ」

思わず声が出た。目の前に居たそれ。タコのような緑のおどろおどろしく狂気を司った神である怪物であり旧支配者たるCCCCCCCCCcつうっつるうるううるるるるる―――再起動。
――精神防御網再構築。
――構成完了。

「――ぶはぁ!!」

慌てて、ソレから眼を逸らす。
危な。危うくSAN値を削りきって死ぬところだった。SAN値減少による死は周回を経て後を引くから厭なんだよなぁ。

「――眼を見ぬ失礼をお許しいただきたい。偉大なるCよ、卑賤な人間である俺に、一体何用か」
『――シュブ=ニグラス曰く。お前は面白い駒であるらしい』

眠たそうなニュアンスで、ぼそぼそとそんなことを言うタコの化物。
と、途端強烈な潮の香りが身を包んだ。何事かと慌てるが、身に沁みる神気に、真逆と慌てて己を鑑定する。
――うわ、クトゥルーの加護て。
水及び腐食を初めとする状態異常系に対する耐性、海というフィールドにおける適性向上などなど。
ステータスも、魔力がEXになって幸運が――マイナス補正付いた!?
ぐ、ぐぅぅ、さすが神話のタイトルに名を馳せる邪神。祝福でマイナス補正つけやがった。
と、俺に祝福を与えたクトゥルーは、何処か満足げな、それでいて眠そうな声で小さく頷いた。

『――金ピカには――負けんよ――――――』

金ピカって誰だ。英雄王でも居るのか、と思わず突っ込みそうに成ったが自重した。
どうせクトゥルーが敵対するって言うと、闇の皇太子だろうし。
確かあの二柱って、シュブ=ニグラスを挟んだ三角関係なんだっけ? くわしくしりません。



目が覚めて、何時も通り発狂。
今回はわかりやすい人型を取ってくれていなかった所為で、物凄くSAN値が削られた。
然しまだ慌てる時間じゃない。何せ俺は此処数回邪神に召されてSAN値をガリガリ削られていたのだ。
もう大分削られなれた。

「さて、カリン」
「はい。にー様」
「……それはバカンスの時だけ」
「じゃ、ダディー?」
「そりゃハヅキちゃんのだ」
「イエス、マスター」
「……あー、エセルドレイダか、リトルエイダ?」
「――最後のは普通だと思う」
「あ、うん。そだね」

あー、げふん。

「さてカリン。またSAN値直葬されかかってるのだが」
「ごはんTimeですね!!」
「――お前、何時から腹ペコキャラに……」

思わずガックリ膝を突きたくなったが、期待に瞳を輝かせるカリンを見ると、何かもう細かい事は如何でも良くなった。

「んじゃ、いくか」
「イタダキマス」

パチン、と手を合わせるカリンを横目に、狂気の吐出しにかかるのだった。




学園魔砲少女戦記「くとぅ☆るふ」

主人公:弐倉 志風 Shihu Nigura
何処にでも居る普通の少女。乙女チックな主人公兼ヒロイン
豊穣を司る魔女っ子

北落 火乃 Hino Kitaochi
志風の友達の炎の魔女っ子。気風のいい姉御肌で、何時も志風の心配をしている。
暗部「不尾魔流波宇都
フォマルハウト
」の創設メンバー。

九頭竜 海人 Kaito Kuzuryu
何時も寝ているのんびり屋の少年。志風の幼馴染。最近転校してきた蓮多に志風を取られそうで警戒している。海が好き。

蓮多 空也 Kuuya Hasuta
春風と共に訪れた転校生。金髪美形で、何処かの国の王子様と噂される。
志風に興味を持ち、現在接近中。






何処のギャルゲだよ orz
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