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09 就労の準備を手短に。

2012.03.17 (Sat)

鋼一です。何の因果か1-Aの副担任をする羽目になりました。

いやね、確かに教師としてもぐりこめればいいなと思って大学で資格をとってはきましたよ。
でもね此処は日本ですよ。労働基本法に確か15歳未満の子供の就労を禁ずるってのがあったはずだ。

--うん? 原作の神楽坂アスナ、新聞配達のバイトやってなかったか?? というか、四葉五月――超一味ってバイトどころか屋台経営してなかったか?
中学生で就労ってアリなのか???

いやね、そもそも麻帆良には一般的な小学生として転校しようとか企んでたわけですよ。
いくら教員免許とったからといって、流石に伝手もなくいきなり麻帆良に就職できる筈もありませんので。
で、色々資料を用意してたんですが、いつの間にか無駄になりました。
うーん、いいのかそれで。俺日本国籍で、小学校中退か? しかも中学行ってないとか。
いや、もしかしてアッチの学校でスキップした扱いになってるのかも--

自分の学歴が把握しきれないとか、意味不明すぎる。

若干自重しつつ、引越しの準備を進める。
やはり麻帆良に移り住むにあたり、麻帆良学園内の教師寮に住むのは必須のようだ。
事実、俺が今住んでいるのは関西圏。関東圏まで通学するのは若干辛い。
まぁ、手段が無いわけではないのだが。

「と言うわけで家から出ます。俺のこと忘れないでよ、藍?」
「だー……」

うーん、コレは返事ととってもいいのだろうか。

因みに調べた所、15歳未満の就労に関しては少しの例外があり、その条件として
・児童の健康及び福祉に有害でない。
・労働が軽易なもの。
・所轄労働基準監督署長の許可を受ける。
・修学時間外に使用すること。
などの条件を満たした場合、例外的に就労が可能となるらしい。
普通こんな条件とれねぇよと言いたいところなのだが、何故かこの麻帆良では普通にまかり通ってしまった。

いや、教育者に未成年を使うなよという突っ込みは此処では普通にスルーされる。
だめだ此処、早くなんとかしないと。
公僕まで魔法使いに支配されているとか、ちょっと洒落にならない有様になっている。
とりあえずM∴Sを経由して報告書をあげておく。これで政府が対応してくれればいいんだけどさ。





と言うわけで、麻帆良に移住するに辺り、前もってある程度の準備をやっておこうと思う。

とりあえず麻帆良に行く前に、幾つか作っておきたいものがある。
一つは水素エンジンバイク。もう一つは、対魔防護服。
いくら俺が隠蔽系の魔術を扱えるからといって、麻帆良の内側にはいって何時までもそれが持つとは思わない。
いや、一般人相手になら何時までだって隠し通す自信はある。しかし、あそこは麻帆良。“立派な魔法使い”達の巣窟だ。
いくら相手を毛嫌いし馬鹿にしている俺とて、だからといって相手を見縊る愚はおかしたくない。

対魔防護服に持たせる機能は、自身の魔力の隠蔽と、外界からかかる魔的作用に対する|抵抗《レジスト》。
無効化することも不可能ではないのだが、その場合、魔法的知識の所有を疑われてしまう。出来ればそういう事態は回避したい。

今現在の俺の立ち位置は、過去に魔法に関する事件に巻き込まれた天才科学少年、というなんともおかしな立ち位置だ。
――うん? なにかこの経歴、西博士――わが師に似てない? あの人独学だけどさ。
脳裏によぎった嫌な妄想を振り払い、早速製造に取り掛かることにした。





先ず初めに製造に取り掛かったのは水素エンジンバイク。
これからの時代のエコロジーを考えた一品だ。

何故水素エンジンがエコロジーかと言うと、燃料に化石燃料を必要とせず、水さえあれば長時間行動が可能となるから、というものだ。

水はご存知の通り、H2O、水素1酸素2となっている。
本当に簡単な化学式で言うと、此処から

2H2O → 2H2 + O2

と言う化学式により水素と酸素が取り出せるのは至極当然の事。
まぁ実際には純水は電気を通さず、電気を通す為に若干触媒を混入する必要があったりするのだがそこは割愛。
取り出した水素と酸素は何を隠そう可燃性。つまり良く萌える。いや、燃える。
というか爆発する。

この電気分解により発生する気体を、いい具合に混合してエンジンに注入。イグニッションにより発火し、化石燃料の代替物の役目を果たす、と言うわけだ。

本当に簡単な説明だが、大体こんな感じ。水素の可逆反応から電力を取り出す方式とは大分違う。
単純に水と電気で動く自動車両だ。

まぁ、この電気分解するための電力を何処から持ってくるのか、とか、電気分解して燃料として使用された水素と酸素、火を使うわけだから当然CO2とか水蒸気が出てくるわけで、それで本当に温暖化対策になっているのかと問われて首をかしげるところだとか、実は問題は色々ある。
が、まぁ俺がほしいのは商品ではなく俺が乗るために必要な代物が一台あればいいのだ。
コストとか完全無視でなら、たぶん今のウチの技術力とノウハウがあれば完成する。
鬼械神作れて水素燃料自動車作れないとか、ギャグだし。

と言うわけで、適当に設計図を引いて開発部に送りつけておく。
スーパーウェスト無敵ロボ28号のバージョン忘れたのだが、なんだったかにデモンベインの機械的側面を突いて、電撃で攻めるというシステムを持った奴が居た。それに搭載されていた錬金術の成果たるバッテリー。アレならば、長時間バイクを稼動させることも夢ではないだろう。

因みに、スーパーウェスト無敵ロボ28Go~電撃姫、アン、ダメ、痺れちゃう…除夜に響く鈴の音Ver.E~(名前思い出した。下品)は、デモンベイン相手に善戦したものの、長距離からバルザイの偃月刀を投げ付けられ怯んだ隙に、アトランティスストライクでミスカトニック河に叩き落され、その影響で機関部に問題発生、浸水してそこから電力が漏電して河ごとシビシビ(その影響で河に進入してきていたCCD(邪神奉仕種族)が全滅したのは笑えた)。
で、痺れているところをレムリア・インパクト。博士は脱出した物の、河の真ん中で痺れていたスーパーウェスト無敵ロボ28Go~電撃姫、アン、ダメ、痺れちゃう…除夜に響く鈴の音Ver.E~と痺れていたCCD一群はそのままレムリア・インパクトの重力結界に飲み込まれて消滅した。
うん、荒れは本当に凄かった。

さて、話が逸れたが、そういうわけで水エンジンバイクの製作はスタートしたのだった。

免許? 個人の所有する敷地内なら、免許は絶対必要と言うわけではないのですよ。うん。





で、次。対魔力装備。
此方はもう、機械的に如何にかするしかない。
本当なら護符とかの製造法で魔術的防御を施したいところだが。ぶっちゃけ、ある程度の強靭性をもった衣類に防護呪紋を刻めばそれで十分対魔力装備としては機能するのだ。

が、今回はその手法を取ることはできない。
何故なら俺が今から行くのは、俺が魔導師であるという事を知らぬ敵陣。
的を騙くらかすには、呪紋防護ではダメだ。魔術的な防御では、どうしても穴が出来てしまう。

そこで、だ。今回用いるのは、科学的対魔力防御。

ふふふ、コレに用いられる技術もやはりDr.ウェストの技術的流用だ。
あの変態――じゃない、天才師匠は、錬金術こそ手を出したが、結局の所根本にあるのは超科学と超頭脳。
考えても見てほしい。あの時代にあの巨大ロボだ。デウスマキナって60m級の超巨大ロボなんだぜ?
デモンベインを上回る巨体のドラム缶――じゃなくて、えっとスーパーウェスト無敵ロボ。あの時代、プログラミング系の技術なんて高が知れているような時代。俺の知る限り、プログラミング分野で最先端を行っていたのは覇道財閥かドクターくらいだ。

それでも最先端は覇道。そんな時代、博士がいかにしてあのドラム缶を――もう面倒くさいから以下ドラム缶で――を操作したかと言うと、もう本当に意味不明なことにあのギターのセッションでやっていた様子だ。
お前は何処の熱気バサラだと小一時間問い詰めたくなったが、ドクターのソレは多分熱気バサラのソレを上回っているかもしれない。
なにせアレだけ妄言を吐きながら、平然とあの破壊ロボを操っているのだ。
思い出してほしい。破壊ロボって腕4本あるんだぜ……?
普通の(とは言っても意外とマッチョな)科学者が、あんなことを平然とする。場合によっては鬼械神にとて勝利しうる超科学。
俺が弟子入りしたくなるのも当然だった。

さて、そんなわけで開発したのが、この機械式背嚢、超西式超科学万能|機械腕《アーム》Ver.Ko。
ドクターのドラム缶を一回り小さくしてバックパックにしたような形をしているコレ。しかしその実、これはあのドラム缶の前身の一つだ。
ハーネスでガッチリと身体に固定するコレ。その内側に詰め込まれた機能は、4本の機械腕をはじめ、時空間歪曲計測器やら各種計器をはじめ電子端末機能、衛星通信端末、小型核融合炉、そして何を思ったか超電磁バリアまで備えているというステキ仕様である。
若き日のドクターは、コレ一つで数多のCCDと渡り合ってきたのだそうだ。マジ惚れそうだ。

で、そんなドクターの過去の作品の復刻レストア版。
対魔力防御の目的には合うが、今一機能が足りない気もする。

首をかしげて、ふと思い出したことがある。
そういえば、ドクターの着てた全身タイツみたいなあれ。あれも確か抗魔力作用のある一級の科学礼装だったような。

えっとなんだったか。何時だったかドクターが自慢してたんだよ。
あのタイツみたいな服も、錬金術で産み出したヒヒイロカネを極細に繊維化して、それを自分の体型に合わせてぴったりと編み上げた一級品だとか。

そうそう、あの時なにか散々自慢されて、その翌日だったかに同素材の抗魔処理の施された白衣を渡されたのだ。だからマッチョ科学者のツンデレは誰得にもならないと(ry

まぁ、流石にあの白衣は手元には無い。
その事にちょっぴり感傷を感じて、首を振って頭を切り替える。
そもそもあの白衣とて、ループの初期も初期、デモンベインよりアイオーンが活躍していたような時期の話、まだ魔導師としての錬度が低く、カリンの執筆にも入れず、魔術にかわる代替手段として科学に目を付けたような、本当に最初の頃の話。

まぁ、頭を切り替えよう。

とりあえず、ヒヒイロカネの錬金は今の俺には十二分に余裕で出来る。
然し、呪紋か。魔術的な知識に関して断った俺が、なのに魔術的知識を持っているという事を知られるのは避けたい。まして俺の呪紋はこの世界の物とは様式が大きく異なっている。

――いや、それゆえに逆に勘付かれにくくなるか?

うーん、父さん家の倉庫の中で拾った魔法書に書かれていたふるい防護呪紋という事にしておこうか。
そうと決まればパパッと実行。早速家に帰ってヒヒイロカネを練成して、ソレを繊維化して被服部門に服を作って――いや、自分で作ろう。こういう代物は手作りのほうが霊的価値上がる筈だし。

なんて事を頭の中で考えて、早速実行すべく、地下の魔導実験室へと足を運ぶのだった。
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コメント
水素(H)と酸素(O)を反応(燃焼/爆発)させて化石燃料(CとOとH)の代わりとするので、反応に炭素(C)を含まず、そのためCO2は出ません。温室効果ガスである二酸化炭素を排出しないためエコロジーであるとされます。
問題点としては、水素分子が極めて小さいため、普通の材質でタンクやパイプを作ると、ものすごく小さな隙間からでも漏れ出てしまうので、非常に高度な工作精度を要求されるということでしょうか。
水素を封じ込めるのに十分な品質を維持できるならば、すぐにでも実現できるエンジンなのですけれどね……。
折房 | 2012.07.17 08:38 | 編集
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