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10 天才と何とかは紙一重というかむしろ完全に向こう側。

2012.03.17 (Sat)
先ず扉を開く。目の前を通り過ぎる黒板消し。その向うに見える何か。原作知識からそれが何か大体把握していたので、後足を引いて半身になり、飛来した矢を回避。そのまま上から落ちてきたバケツ(水入り)をキャッチして着地させ、仕掛けが途切れたことを確認してから教室に入る。足元に仕掛けられていたバケツ2と罠紐はちゃんと回避した。

「と言うわけではじめましてコンニチハ。諏訪鋼一です。諏訪は諏訪。難しい漢字でゴメンね?まぁ慣れれば簡単だ。ごんべんをとるって書いて諏、ごんべんのほうって書いて訪、あとは簡単鋼の一。この2学期からこのクラスの副担任をすることになりました。年齢は10で皆さんより二つ年下になります。因みにちゃんと教員免許は持ってますよ。MInTの。あ、労働法ですが、ちゃんと例外として地元の警察に提出してる(筈な)んで問題ありませんのであしからず。出張の多い高畑先生に代わり、英語を教えることになりました。まぁ出身大学を見ても解ると想いますが、本分は理系の工学系です。まぁ中学校では出番は殆ど無いので英語教師(補佐)という事に成りました。何故中学の女子高に就職かと言うとぼくにも意味不明です。学園の謀略ですとしか言い様がありません。それとも先に備えての前フリなんですかね? おっと妄言を吐きました。と言うわけでこのたび1-Aの副担任をする事に成りました諏訪鋼一です。皆々様、以後のことよろしくお願いします」

どうだ、この完璧な挨拶は。

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「――――――えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

全員話を聞いてなかったらしい。説明のしなおしだ。ガッデム。









と、言うわけで、朝のSHLと一時間目の英語の授業は、何故か俺と1-Aとの顔合わせ――レクリエーションと化す事と成った。
何故そんなことに成ったのかと言うと、大体原作と同じ流れなので割愛する。

「そうだね、それじゃ一時間目は諏訪君との質問タイムという事で~」
    ↓
「はいはい!! それじゃクラスを代表して、この朝倉和美が質問させてもらうよ!!」
    ↓
「最後に、このクラスで気になる人はいますか?」

とまぁ、こんな感じ。
因みに最後の質問には

「そうですね、麻帆良最強の頭脳と名高い超さんと、機械系グループにこの人ありといわれる葉加瀬さんですね。ロボ研とか是非見学してみたいです」

とか無難に答えておいた。
超と葉加瀬の瞳がギラリと光った気がするのは気のせいだと思っておきたい。

「因みに先生、ガン○ムと言えば?」
「ザ○でしょう。まぁ、FⅡ型も好きですが、FZ型とか正直たまりません。頭違いもイイデスネ」
「バケツ頭カ。渋いところつくネ――ソレじゃ、一番好きなシリーズはなんネ?」
「08小隊ですかね。ビームもいいですけど、空薬莢が飛び散るあの絵は堪らないと思います」
「ふむ、実弾派か。ではやはりレールガンとか?」
「当然大好きです。というか、個人で携行できるレベルのレールガンは開発を終えました。本体の総重量が10キロぐらいで、初速が1020m/sで、50cm厚のコンクリの粉砕に成功しました。電力供給の上限に余裕を持たせてあるので、外部電力を使えばもう少し威力が上がりますね。その場合は1810m/sで、25cmの鉄板を余裕で貫通。多分戦車の複合装甲にも多少通用するのではないか、と言う感じですね。まぁ、流石に実証は出来てません」
「ロマンあるネ。先生、うちと提携しないカ?」
「此方も責任ある立場なので、簡単には首を振れません。後で超さんのところを見学させてください」
「望むところヨ」

とまぁ、そんなマニアックな会話を超さんとぺちゃくちゃ。
気づけば周囲は呆然。頭の上でお花とか蝶々が舞っていた。
――いや、龍宮さん、そんなに目をキラキラさせて――もしかしてレールガン欲しいんだろうか。

「因みに、レールガンは売らないのカ?」
「流石に銃刀法に抵触しますしね。技術的ノウハウの蓄積のために作った、という事にしてます」
「本音は?」
「無論、うちの技術者達のロマンです」
「――その分では、人型機動ロボとか既に作ってそうネ」
「解ります?」
「本当に作ってるのカ!?」

実は作っていたりする。
俺のシュープリスを見た一般技術チームが、自分達もロボを作りたいと言い出したのだ。
で、俺は当然(?)許可を出した。
結果として出来上がったのは、ロボと言うのもおこがましい外見だけのハリボテ。
なにせシュープリスには魔導理論を搭載しているのだ。シュープリスを参考に作っても、出来上がるのは巨大な鉄のプラモデル、といったところか。

当然の失敗に歯噛みした開発チームは、其処からマジギレした。

「ダメなら最初から開発してやる!!」

と、驚いた事に連中、MTの開発に成功したのだ。
世間一般では2速歩行ロボがもてはやされているらしいが、今現在諏訪グループのロボ研では既に二足歩行のロボは既に開発が終わっている。
逆脚で野山を駆けるMTとか、普通に実装されているのだ。
で、現在の連中の課題はノーマルの開発。その内NEXTも開発しだすのかと思うと、空恐ろしい物がある。
まぁ、流石にコジマとかは無理だろう。そのあたりはこの世界の魔法に手を出さざるを得ないかもしれない。
うん、そうだ。なんだったか。魔法にある念話――つまり無線意思伝達を機械に組み込んでAMSの代替手段として――

「諏訪ボウズ、大丈夫カ?」
「おっと失礼しました。ついつい次の開発構想が思い浮かんでしまった物で」
「あぁ、ワカルよソレ。ワタシも偶にあるからネ」

などとぺちゃくちゃ。
宇宙開発のために必要なのは一体何か。マスドライバーの建設は本当に必要なのか、軌道エレベーターの建造で地上のエネルギー事情はどう変化するのか。軌道エレベーターの建造に必要な資財を何処から調達するのか。出資は如何するのか。軌道エレベーターを建造する為にはマスドライバーが必須か。であれば軌道エレベーター建設後のマスドライバーの有用性はどうなるのか。マスドライバーを軍事利用される恐れは、その対策は。軌道エレベーターを建造後、軌道環の建設は可能か。可能である場合の建造法は。などなど。

「ふむ、有意義な会話が出来たネ」
「ええ、面白い意見を得ることが出来ました」

さすが未来の火星人。此方が夢を模索するような意見である事に対して、彼女の意見は出来ることと出来ない事がはっきりと判別できており、更に其処にいたるためには、と言う前提で幾つかのパターンを想定している。
思考のスタート地点とゴール地点が、彼女と俺とでは大分違う様子だ。

さすがは未来火星人。着想点が我々とは違う。





因みに、大気圏内外への輸送手段の構想を話し合っているくらいの時点で、クラスメイトの大半が目を回してしまったのは……うむ。今度初心者入門向けSF座談会でも開こうかな。

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サブタイはデモベのBGMのタイトルを元ネタにして、少し弄っているのですが……。
このサブタイに関しては弄りようが……。
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