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01 オーダーは最速の鉄拳。

2012.06.08 (Fri)
と言うわけで初めましてみなさま。タイプゼロ・セカンド改め、スバル・スカリエッティーです。

――どうしてこうなった。
なんで私スカさんになってるんだろうか、なんてちょっとガックリしたり。
まぁ、基本ドクターは悪人っていうか善悪観が逸脱してるだけだし、周囲が支えてればそれほど悪に突っ走ったりはしないと思う。

周囲――ウーノ(博士至上主義)、ドゥーエ(身内贔屓で基本ドクターと同じ)、トゥーレ(戦馬鹿)、クアットロ(悪人じゃないけど悪質)、ギンねぇ(ビクビク。可愛い)。
うわ、逸般人しかいない!!
え、私? 逸般人ですよ?

さて、そういうわけでオーストラリアに渡った私達。
ドクターの知人の伝手で、少ないながら資金を得て、ネットの株で増やしたり、バイトをしたり依頼を受けてプログラム組んだりと、持ち前の能力を存分に生かして資金を溜めた。私とギンねぇの場合、年齢的に外部でのバイトは不可能なのだけれども、ネットを通じたアフィリエイトとか簡単な外部プログラマーとして色々設けることもできた。セキュリティーホール発見だけで凄まじい単位のお金がもらえたときには狂喜したものだ。M○社様様である。
因みに発見者は私とギンねぇの共同。交渉はドクター。取得金額をお菓子に例えたら、ギンねぇ目を回して倒れた。滅茶苦茶可愛い。

で、結局そのセキュリティーホールの発見で得た資金が大きかった。
その資金で砂漠に土地を買い、ドクター持ち前の技術であっという間に秘密基地を製造。
その後、如何やってIS産業に食い込もうかと言う話に成った。

「普通にIS系の企業を名乗るのは無理なの?」
「今現在IS系の会社を名乗っているのは、昔からある程度の軍需系を担っていた企業で、ぽっと出の我々では中々難しいのではないでしょうか」
「軍需系からの受注は無理かぁ……んじゃ、別視点だね」

ウーノ姉さんに集めてもらった情報を吟味しつつ、どうしたものかと首をひねる。
ISは軍需、でも軍需としては軍需メーカーが独占。なら、その他の分野――。

「ISといえば? 軍需、ロケット、ロボット、スロット、イメージインターフェイス、ナノマシン、BT兵器、ファンネル、AIC……」

思い立つのはこんなところか。

「うん、ソレじゃないか?」
「どゆこと?」
「イメージインターフェイス。それは分野的には武器製造ではなく、どちらかと言うと医療や脳科学の分野だろう」
「あ、おぉ!!」

思わずパチンと手を叩く。
そういえばそうだ。ISといえば温い兵器のイメージが強すぎて其処に思い至らなかった。
第三世代ISを第三世代足らしめる存在。それが、イメージインターフェイスだ。

そも、ISとは一種のパワードスーツだ。
パワードスーツである以上、その動きは人体の挙動以上のことは出来ない。
例えば、両手両足の4つの四肢以外に隠し腕をつけたとして、第二世代のISではソレを操作することはどうしても出来ないのだ。
コレはパワードスーツである以上、如何しても克服し辛い問題だ。

しかし、篠ノ之博士の提唱する第三世代の定義――イメージインターフェイスの存在により、ここに新たな可能性が生まれた。
つまり、両手両足以外に、思考による機械操作が可能となったわけだ。

「脳科学なんて、モロに私の分野じゃないか」
「そういやドクターって生命機械工学とかの権威だっけ」

この博士、無人兵器とかの印象からメカ系のマッドと言うイメージがあるが、その実人体改造とか普通にやらかすバイオメカニック系のマッドなのだ。
普通に仮○ライダーとか作れるのだ。ちょっと憧れる。

「んじゃ、そっちの方向で?」
「VR系システムか。ISに転用しやすそうだが、取り敢えずは医療用マシンという題目で開発を開始しようか」

と言うわけで方針は固まったらしい。

「然し、イメージインターフェイスというのも無駄が多いね」
「何でさ?」
「態々脳波接続なんて無線にせず、直接脳に繋いでしまえばいいものを」

そのほうが確実でノイズも少なくなるだろうに、と言う博士。
いや、普通の人は肉体改造とかイヤなんじゃないの? そもそも態々一人ひとりに改造とかコストも掛かるだろうし。

「ISの個数が限られているんだ、人体改造のコストなんて高が知れている。それにあれは兵器だろう? ソレを操る兵士が、少し身体を弄られるのを怖がるというのは……ナンセンスだ」

戦争になれば数十、数百を殺すISパイロットが、だというのにたかが首筋にプラグ用のコネクター一つ作るのに恐怖するのは、余りにも滑稽だと博士が語る。

――まぁ、なるほど。確かにそうだろう。

「建前として、あれは宇宙開発のためのパワードスーツなんだし」
「建前だろうに」

とにかく、そういうわけで我々ナンバーズコーポは、VRシステムの開発を主眼にしたシステム開発を進めることとなった。





それから大雑把一年。

「ドクター、ISコアの取得に成功しました」
「ほぅ」「なにぃ!?」

どうやらドゥーエ姉が頑張ってくれたらしい。
スパイ活動して政府内にもぐりこんだりして、結果としてISコアを1個取得することに成功したのだとか。
政府も、国の威信にかけてある程度の個数ISを確保したはいいものの、ソレを生かしきれる研究機関があんまり存在していなかったのだとか。
まぁ、どちらかと言うと大手は機械系ばっかりだし。

と言うわけで、早速ISの製造に入ることになった。
VRシステム? そんなものは会社が出来て半年後には既に完成しています。
さすがドクター、人間弄ることに関しては天才。現在は主に病院で終末医療とかに使われてます。
その内コストが抑えられれば、家庭用ゲーム機とかにも出来るのではないでしょうか。

「と言うわけで、ISを作ってみようと思う。スバル、何かアイディアはあるかい?」
「え、私?」
「キミがほしがったんだろう。君の専用機を作るんだ。自由に言いたまえ」

わぉ、さすがドクター。思わず惚れそう。

「オーダーは高機動の極み。何よりも速い翼がほしい」
「了解したよ(アイ・マム)、お嬢さん(フロライン)」

ニヤリと悪人面で、けれども愉しそうに微笑むドクター。
こうして、ナンバーズコーポ一世一代の悪巧み、とんでもIS開発計画がスタートした。
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