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ネタに走ってみる その1「スバルにそそのかされて」

2012.06.12 (Tue)
※これは本編とは一切関係有りません。此処で起こったことは一部を除き本編とは関係の無いフィクションです。











ジェイル・スカリエッティは一人自らの研究室で思考する。
現在の課題はIS。インフィニットストラトスと呼ばれる兵器についてだ。
そもそもは宇宙服として開発したのだそうだが、そんな見え見えの建前を信じているのは、最早子供にすらいまい。

政治家にとってのISは、取引の手札。
国民にとってのISは、文字通り雲の上の話。
子供達にとってのISは、メカニカルなロボット。
青年達にとってのISは、新時代のアイドル。
女性達にとってのISは、女性の強権を支える柱。
そうして、一部の人間にとってのISとは、打破すべき壁。

私にとってのISかい? それは当然研究対象!!
といっても、ISコアの研究は流石に控えているがね。
ISに携わる研究者に伝わる御伽噺に、「ISコアを深く知りすぎたものには、ウサ耳の断罪が下される」なんて御伽噺が流れているのだ。

ウサ耳の断罪ってなんなのだろうか。ギャグ?

まぁ、事実として秘匿されていた筈のISコアの研究所、その幾つかが何者課の強襲により壊滅している。
その研究所と言うのが、連中(・・)の運営する研究所なのだ。さすがの亡国企業でも、手を出す事はありえない。

推察するに、ISコアのコアネットワークから情報が洩れた、と考えるのが一番妥当だろう。
ISは、そのネットワークを用いて常に監視されている。全く、彼女が何をしたいのか、私にも計りかねる。

うちはウーノとクアットロによってほぼ完璧に情報統制されてはいるが、だからといって冒険をしようとは思えない。いや、嘗ての私だったら平然とやってのけたのだろうが、如何せんスバルに毒されすぎたようだ。娘達のことを考えると、彼女たちを危険にさらしてまでも、と言うほどコアに魅力を感じない。



話が逸れた。

現在私が悩むテーマ。それは、ISそのものではなく、ISスーツというものに関してだ。

ISスーツ。それは、ISを装着するパイロットが必ず身につける水着のような着衣だ。
性質としては、パイロットの保護、機体の精密部品の保護等が有る。
ISとパイロットは、接触によるシンクロニティにより相互情報交換を行い、その情報を用いて操縦する。つまり、操縦桿を用いず、体を動かすようにISを動かす事が出来るのだ。
このとき、当然としてISとパイロットの設置面積は広いほうがいい。そのほうが情報の相互交換は効率的に行える。

極論を言えば、素っ裸でISに乗れば、ISとの相互情報交換はとても効率が良くなる。

まぁ、そんなことは当然無理だ。倫理なんて言葉、私はトイレにでも流せばいいとは思うのだが、世間ではそうもいえないのだそうだ。

衣類を着れば効率が下がり、衣類を脱げば倫理的に問題がある。
さて、この問題を解決する為の手段が、このISスーツと呼ばれる代物になる。
ISスーツは、外見は競泳用の水着のような形をしているが、その実はISと操縦者との相互通信を補助するという能力を持ち、更にISパイロットの様々な面からの補助機能を備えている。
このスーツにより、ISの操縦者達はスッパで空を飛びまわるという露出狂のような真似をせず、堂々と空を飛びまわることが出来るのだ。
まぁ、一部の人間が言うには「あんなスク水で空飛びまわるとかクレイジー」だそうだが。

さて、私が考えるに、ISの技術の進歩と言うのは、如何してもかなりの時間が掛かる。
スバルでこそクレイジーな速度での技術開発を進めてはいるが、それでも卓上の理論を飛び出さない程度の物ではあるのだ。

ぶっちゃけ、性能向上を目指しても、簡単に手を入れることが出来ない。
そこで考えた。簡単にISの性能向上を目指すには、何をすればいいか。
つまり、ISスーツの性能向上だ。







「そういえば、エロいパイロットスーツってお約束だよね」

そんなで出しと共に、スバルが語ったパイロットスーツの構想があった。
なんでも、マブラヴ衛士装備とかいう代物で、全身をフィルムで包み与圧。急所や要所要所をプロテクターで覆い、最低限の防御性能を持たせながら、設置されたセンサーなどにより最高レベルの延命機能を持たせた代物だとか。
その上、スーツに設置されたセンサーにより、パイロットの状態は常に監視可能。鎮静剤の投与機能等も備え、またスーツ自体にも通信機能が有り、陸戦兵のアンダースーツとしても有能。

「面白そうだね、それは」
「国連軍訓練兵版はいい物だった……。ドクター、作れる?」
「構想を寄越してくれれば、挑んでみよう」

そうスバルに言ったところ、その翌日にはレポート用紙200枚程度のレポートになって此方に提出された。あの子は女の子の癖に、何でこう行動原理がおやじ臭いのか。

さて、そういうわけで届けられた200枚のレポート。
最初の50枚は、元ネタになったスーツの性能に関して。次の50枚はISスーツ化に際する問題点について。最後の100枚には改良に関する構想と大まかな方法などが記述されていた。
いや、だから一晩でコレって、私の研究者としてのプライドがちょっと……。








さて、そういうわけで研究をスタートした新型スーツ計画なのだが、なんと開発から半月程度で完成してしまったのだ。
元のISスーツ同様、パイロットとの情報交換は勿論、横付けされたセンサーからISに対して情報が送信され、ISとパイロット間の相互理解を寄り進める、などの機能も見事に機能していた。
装着方法は若干変更して、少し余裕の有るスーツを手首のコンソールでプシュッっとする、要するにNerv式というのに変更された。
なんでも地球上では電力の関係で5分しか活動できない巨人を操る為に必要(絶対ではない)な装備の装着方式だとか。Qが楽しみだとはスバル談だが、一体何の事なのだろうか。

また話が逸れた。
さて、そうして完成した新型のスーツなのだが、その中でも特に与圧機能はラボに所属する女性陣に中々好評のようだ。
何でもこの与圧機能、NCの研究室に検査させたところ、女性の体型維持に効果的なのだとか。そういう目的は無かったのだが、まぁウーノ達が喜んでくれるのならばそれもよかろう。
と言うわけで、気づけばうちの娘達は、ほぼ全員が新型スーツをアンダーウェアとして着込むようになっていた。
それを見たスバルが「ブッ、ナンバーズ(笑)」なんて叫んでいたが、……彼女達がナンバーズと呼ばれている事は最初から知っているだろうに?

さて、このISスーツだが、売り出すに際しての評判は予想もしない方向へと向かった。
当初、スバルの言葉通りに考えるのであれば、主立った客層はIS学園の生徒くらいを考えていたのだ。
学園生は数も決まっているし、第一スーツのシェアは他所が多い。それほど流通はしないだろう、と考えていたのだ。

ところが、売り出してみればびっくり。
IS学園での評判は「何かエロい」と今一だったにもかかわらず、コレが各国の軍に大うけした。
IS搭乗者は勿論、非IS搭乗者にも恩恵の有るスーツだ。各国の軍でアンダーウェアに着込まれたこのスーツは、大いに評判となった。
中でも海兵隊とかにはとても喜ばれたらしい。おまる機能が重宝されるという話だが、――さて、意味がわからないという事にしておこう。


とりあえず、新型のISスーツを、スバルに習い強化装備と呼称する事にした。
その強化装備なのだが、中々の売り上げが出たので、その結果報告を、出た成果を報奨金としてスバルに渡したときに話しておいた。

「えっと……『いいのかホイホイ買っちまって。ヤツは海兵隊(ネイビー)だろうが構わず喰っちゃってるんだと思うぜ!』で、『アーーーッ!!!』かな」

私には君が何を言っているのか解らないよ。







……まぁ、とりあえずウーノの強化装備姿を眺めてニヤニヤしておこう。
あぁ、恥じ入る我が娘は可愛いなぁ!!!


ついつい我慢できなくなった。反省はしていない。
本編とは関係ないとか言いながら、強化装備はちゃっかり本編に組み込む心算。
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