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07 光あるかぎり...

2012.07.11 (Wed)
「う、うまれる――アーーーーッ!!!」
「わわわわが主っっ!!??」




≪というわけで、やったね皆、仲間が増えたよ!≫
≪おい馬鹿止めろ――って、えええ!!??≫
≪ほれ、皆ご挨拶≫
≪ふん。我が闇統べる王、ロード・ディアーチェだ。知れ置け愚民ども≫
≪星光の殲滅者、シュテル・ザ・デストラクターです。どうぞ、よろしくお願いします≫
≪満を以ってボク登場! 凄いぞ強いぞカッコイイ! 雷刃の襲撃者、レヴィー・ザ・スラッシャー参上!! ――ねぇ、どう、決まった? ボクかっこよかった!?≫
≪紫天の盟主、システムU-D。ユーリ・エーヴェルヴァインです。その、よろしく、おねがいしましゅ  (かっこよかったですよ、レヴィ)≫

と言うわけで、人員不足を補う為に悩んだ結果、闇の書の闇の中にあった何かを発掘しました。
良く見ると闇の書の闇の中にあったくせに、闇の所とはシステムの系等が全然違う存在だったので、少し気になって此方から接触してみたところ、システムU-Dが如何とか、永遠結晶エグザミアが如何とか。
無限の魔力云々には若干興味があったものの、正直無限に魔力があっても、それを運用する場面が俺には思い浮かばない。精々建造中の次元航行艦の動力にでも使う程度か。
で、闇の中に存在した連中――総称を『マテリアル』と名乗ったのだが、その時点でこの連中の存在が如何いうものかに、遅ればせながら漸く思い至った。
そう、統べ子、アホの子、薄い子のマテリアル達だ。
原作三部作+2部しか目を通していない俺なのだが、一応マテリアルの存在くらいは知っている。発売当時資金があれば、間違いなく購入に走っていただろうし。

≪何で滋賀のところにばっかり女の子が――≫
≪グギギギギ、羨ましいのぅ、妬ましいのぅ!!≫
「騒がしい連中だ。一応貴様の言う通り自己紹介は済ませた。我等はこの辺りで引かせてもらう。行くぞ」
「あ、待ってください、ディアーチェ」
「それではまた後ほど。失礼します」
「なーなーソーマ、何か遊べる場所ってないか?」
「とりあえず用意した個室に色々用意してるから、暫くそれで遊んでて」
「本当か? 仕方ないなぁそれでてをうってあげよう!」
≪――と、言うわけで、マテリアルズというか、紫天の4人というか、連中が仲間になりました≫
≪事後報告で悪いけど、ちょっとした緊急事態だったんでね。堪忍ね≫

発掘、といえば聞こえは良いが、履歴を見るにどちらにしろ連中はそのうち闇の中から出てきていたのだろう。
彼女等の存在に勘付いた後、A’sPシリーズに関する知識を求めて神鳴流のに声を掛けたところ、あのマテリアル――というか、その盟主たるシステムU-Dは、闇の書に勝るとも劣らないトンデモレベルのロストロギアだというではないか。
幸い此方には頭脳チートの神鳴流のが存在する。リインと俺、神鳴流のの三人の頭脳をフル活用し、先行して表に出てきていた闇統べる王、ディアーチェの協力を(力尽くで)取り付け、なんとかシステムU-Dを安定状態で出現させる事に成功したのだ。
なんでもあのシステムU-Dは過去何度も誰もが制御に取り組み、その結果暴走させて世界を滅ぼしたベルか戦乱時代の狂気が如何とか言っていた。
が、此方には最強のアドバンテージ「原作知識」がある。まぁ、原作知識の保有者は俺ではなく神鳴流のなのだが。
そうして安定して出現したマテリアル達に、俺達は改めて契約を持ちかけたのだ。
「極普通の日常」を対価として、我々に対する助力を。

――なんともアコギな事じゃないか。
幸い、システムの呪いから開放したと言うこともあり、ユーリ(と本人から呼べといわれた)には割と好意的。レヴィとシュテルも同じで、唯一ロードだけは少し渋った物の、ユーリの上目遣いに押し切られるようにして此方の陣営に所属する事に同意した。
もう俺のミジンコ良心が大ダメージである。本当にいい人というのは、彼女等を此方の思惑に利用しようとしたりはしないだろう。

とりあえず彼女達の戸籍を地上で偽造したり、色々と辻褄合わせをしたりして彼女らの社会的存在を成立させつつ、此方の陣営の技術協力者としての研究に参加してもらっている。
そう、彼女等はモルモル王国でデバイス技術の開発、及び現地の緑地化計画に携わっているのだ。
他にも、王様には専用の船を用意することを対価に次元基地の建設に協力を得ていたり、来るべき魔法世界への対応として、その時にユーリの力を借りる事を約束していたり。
因みにアホの子は毎日モルモルのお姫様と追いかけっこをしているらしい。この場合力のマテリアルに科学技術で対抗するお姫様に感心するべきか、そんなお姫様に何時も遊ばれるレヴィを呆れるべきか。

あと、彼女等を解き放った事が影響してか、俺の演算能力が一気に跳ね上がった。
どうも彼女等にかなりのリソースを裂いていたらしく、今回の事でそれが開放されたのだろう。
魔力容量なんかに影響は無いが、演算能力がまた少し上がっている。

≪というわけで、俺のところに居るわけじゃないよ。寧ろモルモルは神鳴流の担当だし≫
≪いや、モルモルとはいえUHBの所属なんだろうが! なら何故本社所属の俺が知らない!!≫
≪えーや、ほら。お前って一応上級幹部待遇じゃんか。所謂「上まで報告が上がってきてない」状態なんじゃないか?≫
≪ガーン≫

落ち込む神奈川のを全員で暖かい気持ちで眺めつつ。
とりあえず改めて今回の会議で幾つか相談する事がある、という事で話を進めることに。
先ず最初に議題を挙げたのは、珍しい事に麻帆良のから。

≪んじゃ、俺から。些事だけど、マスターが滋賀のをここに呼べって≫
「ちょ、ええっ?!」
思わず口に出して驚く。いや、麻帆良ののマスターって、闇の福音?
≪ん。この前貰った精霊魔法のエミュレーション、あれの出来は相当良かったらしいよ。マスターも送られたブーストデバイスで魔法の射手を並列起動して喜んでたし≫
――絶句。
いや、確かに闇の福音には、お近づきの印としてデバイスを一機進呈した。ブースト・インテリデバイスの「マスターベル」。小洒落た名前に反し、その機能はブーストに加え、カートリッジシステムを試験的に搭載する事で事大規模魔法においては手のつけられない威力を発揮する産廃デバイスと成ってしまっている。しかもしかも、マクダウェル女史の呪われている現状を考えて、カートリッジによる呪い下での魔法行使を可能にしてるんだよね……。
それを既にある程度使える上に、並列起動もこなした?
≪えっと、伝言は二つ。『舐めた名前だが、いいものを貰った』と、『大規模魔術は直接仕込んでやる』だって≫
「……それは要するに、舐めた真似し腐りおってワレ、いっぺん面かさんかい、ってこと?」
≪………………≫
沈黙するなよぉ!!

何となく黙祷されてる雰囲気に、居ても立っても居られずとりあえず無理矢理次の議題に進めることに。

≪UHB本社は現在いい感じで軌道に乗ってきた。ただ、最近スパイが増えて困ってる≫
≪スパイ!?≫
「あー、もしかして麻帆良から?」
≪だと思うぜ。ニオイからして魔法使いっぽいしな≫

とはいえ、残念ながらUHB本社には大したデータは存在しない。連中の欲しているだろうウチの極秘データの類は、その大半が次元基地のメインサーバーの中。
あそこにアクセスするには、専用のプロトコルを持ったデバイスによる通信か、もしくは次元転移により直接基地内からアクセスするしかない。間違っても精霊魔法でたどり着くことは出来ないのだし。
因みにならばUHB本社は何のためにあるのかと言うと、主に販売・広報業務をやってもらっているのだ。

≪無害とはいえ、何かの拍子にウチの中で記憶証拠の魔法なんて使われるのは癪に障る。そこで出来れば対策に提案の一つでも欲しいんだが……≫
≪それは丁度いい。結論の前にボクからの報告をさせてもらうよ≫

と、それまで黙っていた神鳴流のが突然割り込んできた。思わず少し身構える。
何せ神鳴流のはとても行儀がいい。他人が喋っている最中に口を挟む事は滅多に無く、この会議の中でも他人の話の最中には滅多に口を挟まない。
そんな彼が口を挟む――それはつまり、いいことにしろ悪い事にしろ、何か「大きなこと」であるのは間違いない。

≪ウチ――UHBモルモル共同開発支部で、面白い物が発明されたんだ。魔力炉の開発の一端で、AMFが完成しちゃったんだ≫
「≪≪……………………」≫≫
絶句。
≪おーい?≫
「……とりあえず俺が聞くけど、何でまたAMF?」
≪いやそれが、魔力炉から洩れた高濃度魔力が勝手に結合して、たまにちょっと火花が飛び散ったりして危なかったんだよね。それで、それを何とかしようってモルモル技術部が頑張って、気付いたらAMFが完成してた≫
「――魔導師でもない一般技術者がAMFをか。管理局世界の連中にはいい皮肉だな」
≪それもさ、このAMF他にも色々性質があって、指定領域の放射線拡散を押さえ込む能力だとか、空間中の粒子物質の滞留を抑える効果だとか。詳しくはデバイスに送るよ≫

その言葉とともに送られてきたデータ。
俺のデバイス――待機状態のネックレスになった「アルク」を掌に載せ、ディスプレイを投影して目を通す。
――なんじゃこりゃ。
効果範囲が半径数百キロ。その範囲は魔力結合が大幅に阻害され、そのほかにも埃や塵、花粉などの滞留物を沈殿させる効果があるだとか、放射性物質から出る放射線を阻害し拡散防止になるだとか。デメリットとして、一定周波帯の電波を阻害してしまうとあるが、たいした問題ではない。
≪――ニュートロンをジャマーするわけ?≫
≪寧ろミノフスキーな粒子だと思うよ。別に核反応自体は阻害しないわけだし≫
なんという事だ。魔法の研究をしていた筈なのだが、やっぱりSFにたどり着いてしまった。
恐るべしSF魔法、恐るべし魔導師――っ!!

≪劇画調の所悪いんだけどさ、コレ、日本全国に普及させない?≫
≪そんなことしたら魔法が――いや、まぁいいか。日常生活で魔法なんて使わないし≫
「寧ろ俺達の目的としては、普及させたほうがいいのか――な?」

俺達の目的は、悲劇の回避。そしてもう一つ、理不尽の拒否。
人々の生活に忍び込み、記憶を弄ったりする理不尽な連中――魔法使い。
そもそも魔法使いが此方の世界に干渉しなければ、魔法犯罪なんで最初から発生しない。
そんな考えから、如何しても魔法使いと言う存在に対してネガティブな考え方を持ってしまう我々。
特に神鳴流のはネガティブどころかアンチ派だ。何せ神鳴流――関西呪術協会は、その現在の長・近衛詠春(旧姓:青山)の影響により、魔法世界の戦争に強制的に介入させられたという過去がある。
それは言わば、全く関係の無い国の戦争に強制的に徴兵された上、大量の犠牲者を出し、尚且つ保障は殆ど無い上に謝罪も無いという、現代社会としてはとても考えられない手抜きな対応をされたのだ。
神鳴流のが原作不介入を訴えていたのは、原作に介入したくないと言うよりも、原作不介入という建前を得ることで、自らが暴走しないように設けた枷でもあったのだと思う。

「まぁ、いいか。別に現実世界に関しては魔法なんて無くてもいいわけだし」
≪そそ。それにいざとなれば、ノイズキャンセラーをデバイスに搭載すれば、デバイス越しの魔法なら可能だしね≫
≪≪「…………≫≫」

――添付データを参照――項目:ノイズキャンセラー。
フィールド系魔法に分類されるAMF、その仕組みは、発生したフィールド系魔法の範囲内では、魔法の効果として現れる特殊な波長の影響で魔力結合がほどけてしまう、と言うもの。
そこでプログラムドライバ・ノイズキャンセラーを搭載する事で、デバイスの運用下という限定条件においてのみ、魔法の運用を正常化させることが出来る。但し放出系の範囲は影響範囲外に比べ数段低下する。

「……技術チート、恐るべし」
≪はっはっは≫

気楽に笑いやがって。
然しコレって、かなり恐ろしい技術だよな? いや、AMFとしての機能は如何でもいい――とは言えないが、それほど重要と言うわけでもない。
寧ろミノフスキーな粒子としての効果――此方が重要だ。
現在の世界の電力事情は、その3割近くを原子力に頼っている。残りの6割が火力発電で、後はその他に分類される、太陽光だとか風力、水力発電なんかが入るわけだ。
然し其々には其々の問題があり――此処では略するが、原子力発電の大きな問題として、その事故発生時の被害の大きさというものが上げられる。
要するに、メルトダウンだとか、放射能汚染だとか、そういう話だ。
例えば――あまり考えたくは無いが、事故などが原発で発生した際、このAMF発生装置の放射線抑圧機能が稼動したとする。その場合、事故の最中でも放射線の拡散を押さえられる上、素早い事故対応が可能になる、と言うことだ。これって凄まじい事でないの?

「……ツェーアに狙われそうだな」
≪国家の利益のために、ってか? ハハッ……≫
≪……………≫
≪……………≫

拙い。何が拙いって、このまま俺達だけで事を進めることが。

≪これは……予め各国の上層部に繋ぎを取っておくべきか?≫
「んな伝手誰が持ってるんだよ……」
≪……逆にCIAを呼び込むとか≫
≪えーっと……なんだっけ、あの国の電脳を支配してるって言われてる組織≫
「……エシュロンの事か?」
≪そうそう、其処にわざと情報を拾われるように仕向けるとか≫
≪寧ろそんな誘いをしてくるってことで、余計警戒されたりして≫

もう、ならどないせえっちゅうんじゃ!!

結局、議会は紛糾……の、真逆。通夜のような沈痛な沈黙に満たされ、結局発表はするものの、コンタクトは向こう待ちと言う事になった。
……いや、俺らは表に出てないから大丈夫だと思うんだけどさ。
UHBの表社員の皆様が危険に晒されるかと思うと。ちょっとなぁ。
表向きの国内工場でもでっち上げておくか?
とりあえず、コレを本社に設置しておけば、本社社内において魔法使いが無茶をするような機会は無くなるはずだ。早速一機を日本へ運び込むことに。
運送手段? ――へっ、転移に慣れてる俺に決まってるじゃないですか。

≪さて、今日の会議はこんなところかな?≫
「あ、最後に一ついい?」
≪滋賀の、まだあるの?≫

神鳴流のに呆れたように言われる。まぁ、確かにマテリアル達に続いてもう一つ何か言おうとしているのだ。
今日は特に議題も多かったし、既におなか一杯と言うのは理解できる。
ただ、コレだけは相談させて欲しい。

「いやほら、俺って幻そ――魔法世界でかねかせいでたじゃん」
≪ああ。そのおかげで次元基地の建設がすすんでいるんだろ?≫
≪貰ったデータでは、ガワは既に完成して、後は内装だけとか。お疲れ様です≫
「ん、いやまぁ、それはいいんだけどさ。その手段として、拳闘大会を利用してたわけだよ」
≪……何かもったいぶった言い方だなぁ。しかも拳闘大会から連想されるイベントなんてろくな物は無いとおもうんだけど?≫
「……ジャック・ラカンとの試合が組まれてました。しかも強制」


≪≪≪……南無≫≫≫
「シクシクシク」

というわけで、原作キャラ戦を原作数年前にヤる事に成りました。
どうしてこうなった。
■マテリアル
闇の書の闇、砕けた防衛システムから現れ、「砕け得ぬ闇」を求めて活動する存在。
但し今回はマテリアルをも圧倒する原作知識により、素早く制圧・開放された。
今回は闇が夜天諸共此方に転移したため、ポータブルのルートは発生しない。哀れエルトリア。
※浄化・緑地化系能力の転生者が何とかしたそうです。

■砕け得ぬ闇
システムU-D アンブレイカブル・ダークネス。
厨二心擽る無敵チート。無限の魔力にを持ち、然し制御する事ができずに暴れまわる。
「頭が――あああああああ!!!」とか当に邪気眼。但し世界を一杯滅ぼしてるらしい。
後、金髪ロリータで王様の嫁。

■本日の成立フラグ
・マテリアルズ登場。モルモル王国でアイドルレビュー(え”。
・魔導師による砂漠緑地化計画が進行中。
・AMF及びその副次効果による大発明。
・UHBがCIAに狙われます。
・ソーマの氷付け。
・ソーマの脳筋によるフルボッコ
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コメント
>無限の魔力

いや、それがあれば魔法世界救えるやんww
ぼるてっかー | 2012.07.12 01:17 | 編集
更新おつかれさまです。 
>花粉などの滞留物を沈殿させる

植物絶滅フラグ?w つづきを期待してまーす
D.G. | 2012.07.12 06:03 | 編集
放射線出るのとめたら原子炉止まるから
白玉 | 2012.07.12 10:22 | 編集
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